■MAOZI対談
NO.2 PeachBloom 代表取締役兼デザイナー入澤さん×MAOZIの森下さん 3


【帽子のデザインをするときに何を一番に考えますか?】

森下: そんな入澤さんはピーチブルームの社長兼デザイナーさんでもありますが、帽子のデザインをするときに何を一番に考えますか?

入澤 : 帽子をデザインするときは”自分がかぶりたい帽子“、”この帽子をかぶって街を歩けるか?“を基準に考えて作っています。
また、他と違ったオリジナリティのあるデザインということも意識しています。
PeachBloomのデザイナーは帽子メーカーでの基本的な帽子の生産の経験がないため、アトリエでのハンドメイドならではの製法で作る、というところが他の帽子メーカーさんとは違うみたいですね。
帽子のパターンに関しても、洋服のデザイン・パターンの知識から影響されていることが多いので、帽子の定義を意識せずに、頭にのせて“可愛いければ良い”という風に考えています。

森下: よそとはちがうのですね!

入澤 : そうなんですよ!
仮縫いの段階で、まずかぶってみてそこで修正を加えます。
せっかく仮縫い段階まで作ったのですから、そこまでのデザインを生かしつつも、かぶって可愛い形に無理やり路線変更をして仕上げることもあり、デザイン画とはまるで違うデザインになっていることもあります。
デザイナーとスタッフ、みんなでかぶってみて話し合いながら帽子のベストなシルエットを考えていきます。 自分だけがいいと思っても、周りの意見もあるので、“ひとりよがりにならない作品”ができるのも特徴です。


Peach Bloom



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